企画展
企画展「草野心平の命名 名前・名前・名前」
会 期 2022年4月23日(土)~6月26日(日)
休 館 日 毎週月曜日


草野心平(1903・988)は、詩の中に登場する蛙たちには「ぐりま」「ごびらっふ」、生活を共にした動物たちには「つる吉」「高蔵」、1952年から営んだ居酒屋「火の車」のお品書きには「どろんこ」「美人」といった様々な名前をつけました。
本展では、心平が命名した事物を取り上げ、関連資料と心平の言葉で、命名の達人でもあった詩人の魅力を紹介します。
企画展「ふつうがえらい! エッセイスト 佐野洋子展」
会 期 2022年7月16日(土)~9月19日(月・祝)
休 館 日 毎週月曜日、7月19日(7月18日は開館)


佐野洋子(1938~2010)は、絵本作家として活躍するかたわら、エッセイ、童話、戯曲など、数々の文章を残しました。
著書の1冊に『ふつうがえらい』と題名をつけた佐野は、自身の経験や日々の生活を率直に綴り、読者に共感と力を与えてきました。
本展では、自筆原稿や束見本、挿し絵原画、代表作である絵本『100万回生きたねこ』のデジタルリマスター版原画、佐野の愛用品等を展示し、すぐれたエッセイストでもあった佐野のことばを軸に、人物像やエピソード、絵の仕事などから、その魅力を紹介します。
会期中の催し
トークイベント「佐野洋子のとっておきばなし」
□日 時 2022年7月31日(日)14時~15時30分
□出 演 刈谷政則氏(編集者)
広瀬弦氏(イラストレーター・佐野洋子長男)
□会 場 文学館小講堂
□聴 講 無料
□定 員 50名 要申し込み
□申し込み方法
郵便往復はがきの往信面に「①7/31希望、②郵便番号、③住所、④電話番号、⑤聴講希望者氏名(2名まで)」を、返信宛名面に応募者の郵便番号、住所、氏名を明記の上、「〒979-3122いわき市小川町高萩字下夕道1番地の39 いわき市立草野心平記念文学館 佐野洋子展 7/31係」まで。
□申し込み受付期間
2022年6月29日(水)~7月19日(火)当日消印有効。
定員を超えた場合は抽選となります。
往復はがき1枚で2名までの申し込みとなり、それ以上の人数を記入された場合は、無効です。
「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」に基づき、定員が変更となる場合があります。
□出演者プロフィール
刈谷政則(かりや まさのり)氏
1948年生まれ。大和書房、マガジンハウスを経て現在フリー編集者。佐野洋子との仕事は、『ふつうがえらい』(1991年 マガジンハウス)、『覚えていない』(2006年 マガジンハウス)、『佐野洋子 とっておき作品集』(2021年 筑摩書房)など多数。
広瀬弦(ひろせ げん)氏
1968年生まれ。絵本・本の挿し絵などを数多く手掛ける。絵本に『とらねことらたとなつのうみ』(あまんきみこ/作 2016年 PHP研究所)、『まり』(谷川俊太郎/作 2003年 クレヨンハウス)、『あ』(谷川俊太郎/作 2020年 アリス館)、『とりかえっこ ちびぞう 改訂版』(工藤直子/作 2022年 学研プラス)など。挿し絵の作品に『西遊記』シリーズ(斉藤洋/作 理論社)、『いそっぷ詩』(谷川俊太郎/作 2016年 小学館)、『幸福の王子』(O.ワイルド/作 森山京・石井睦美/文 2019年 ポプラ社)、『もうひとつのアンデルセン童話』(斉藤洋/作 2021年 偕成社)などがある。
学芸員による展示解説です。観覧券が必要です。
□日 時 2022年8月6日(土)、9月3日(土)
いずれも14時~14時30分
□会 場 文学館企画展示室
企画展「萩原朔太郎大全2022 ―詩の岬―」
会 期 2022年10月8日(土)~12月18日(日)
休 館 日 毎週月曜日、10月11日(10月10日は開館)
群馬県出身の萩原朔太郎(1886・942)は、口語自由詩を確立した詩人として知られます。室生犀星、山村暮鳥らと人魚詩社を設立し、詩誌「卓上噴水」を創刊するほか、第一詩集『月に吠える』は詩壇に大きな影響を与えました。
本展は、朔太郎の没後80周年を記念する共同企画展「萩原朔太郎大全2022」に参加し、全国の文学館等と連携しながら、暮鳥の居住した大正初期のいわき地域が、詩壇の最先端だったことを紹介します。