天山文庫のご案内

草野心平と川内村

 昭和24年(1949)2月1日、平伏沼のモリアオガエルを見てみたいという草野心平の一文が新聞紙面に掲載されました。それを目にした長福寺の住職矢内俊晃は手紙で心平に川内村への来村を勧め、以後毎年、モリアオガエルの産卵時期になると同じように手紙を送り続けました。この呼びかけに応じた心平は、昭和28年8月29日に初めて川内村を訪れ、9月2日には平伏沼を尋ねました。心平は宿泊先の長福寺をはじめ川内村の雰囲気に惹かれ、その絆は深まっていきました。
 阿武隈高地の中央部にある川内村は福島県双葉郡の中西部に位置し、東京からは直線で200km余りの距離があります。北から南に阿武隈高地の雄大な山々が連なり、南はいわき市に隣接しています。(川内村公式サイトより一部引用)


天山文庫

 草野心平と川内村の交流がきっかけで彼と親交のある数多くの文化人も来村し、新聞や雑誌、テレビなどを通じて川内村の魅力が広く知られるようになったことなどから、当時の河原武村長が名誉村民条例を提案し、昭和35年9月に村議会が心平の名誉村民推戴を議決しました。
 川内村は名誉村民の褒賞として毎年木炭100俵を贈りました。心平はそのお礼に蔵書3,000冊を村に寄贈したことから村では文庫建設の機運が高まり、村を挙げての労働奉仕によって建てられたのが天山文庫です。(川内村公式サイトより一部引用)



草野心平資料館

 昭和55年3月にした民芸資料館が、草野心平没後20年記念として、2008年、草野心平資料に模様替えされました。館内には、心平経営の「Bar学校」(辻まこと設計)の模擬店もあり、親交のあった棟方志功の作品や、村人との深いつながりを示す写真や書などが展示されています。(川内村公式サイトより引用)


平伏沼(へぶすぬま)

 海抜842mの平伏山の山頂にある面積12aの小さな沼で、毎年6月頃、水面の上にある樹木の枝に泡状の卵塊を産むモリアオガエルの産卵が見られ「平伏沼モリアオガエル繁殖地」として国の天然記念物に指定されています。モリアオガエルの繁殖地として国の天然記念物の指定を受けているのは、全国で岩手県の八幡平大揚沼とこの平伏沼の2ヶ所のみです。沼の北西側の不用意の伐採と昭和47年の干ばつが重なって産卵期に沼が干し上がり、一時は絶滅寸前となりましたが村民の努力で危機から救われました。(福島県双葉郡川内村大字上川内字平伏森地)


長福寺

 慶長元年(1596)に開山した曹洞宗の寺院です。心平や彼と交流のあった多数の文化人が訪れ、境内には詩人辻まことや会田綱雄の墓などがあります。(福島県双葉郡川内村大字上川内字三合田29)


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